オトメイトさん、triangleさんのNintendo Switch用ソフト「蛇香のライラ ~Trap of MUSK~」で谷山紀章さん演じるキャラクター、ヴィンス・ルーガンの攻略直後の感想をまとめました。
キャラクター紹介
※「蛇香のライラ ~Trap of MUSK~」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』『triangle』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは谷山紀章さん。
ルーガン王国の王位継承者。
弱腰外交だったルーガン王国を軍事国家にした立役者。
クライデルの悲劇でクライデル帝國を滅ぼし、王族の首を晒した事から、冷酷で残忍な王子と噂される。
確かに実際クールではあるが、噂とは違い女性に対しても物扱いするような素振りは決して見せない。
しかし愛を知らない彼は、女など誰でも同じと思い、結婚相手も誰でも同じなら条件のいい者を選べばいいと言う考え方だった。
感想
ヴィンス殿下の感想を攻略直後の興奮のままつらつらとまとめてみたいと思います。
最初は冷たい人かと…
実際に彼に会う前に、テオドール様から彼の話を聞かされました。
とても冷酷な王子なのだと。
そして実際に会って見ても、優しいとは言い難い印象でした。
だからテオドール様の言葉を鵜呑みにしてしまったのに!
実際に彼の傍にいると、冷たいというよりは、ストイック。
本当に自分に厳しい人だなという印象に変わりました。
クライデルの悲劇の話も聞いたので、残忍なのかなとも思っていました。
でも本物はそんなことはなく、会議でも国のために学ぼうという姿勢を見せるし。
とても自国の民を大切に思っていることも伝わってくるし。
王子としての自覚があり、王位継承者として常に学びの姿勢を崩さない所が、本当に素敵でした。
ルーガン王国では、女は発言出来ないというけれど…
特殊な過去を持つ国というか。
多分女に王がたぶらかされて…って事はあると思うのです。
クレオパトラの鼻があと少し低かったら、歴史は変わっていた…なんて話を世界史の時に先生からも聞いた事があるのですが、傾国の美女と呼ばれる女性がいるんですよね。
だから全くない事ではないと思うのです。
ルーガンもまた傾国の美女とでもいうような女性に、自国の領土を奪われた過去があるそうです。
故に、以来女性に発言を禁じるようになったんだとか。
甘言で男を惑わせる恐れがあるから。
そんな国なので、発言を許された人は腕輪をする訳です。
その腕輪がないと、王族と女が話すなんて難しいと。
けれど実際に話しをすれば、ちゃんと彼女の言葉に耳を傾けてくれる人でした。
だからいい王様になるだろうなと思えたんですよね。
人の言葉に耳を傾けられる人は、きっとたくさんの声を拾ってくれると思うので。
辛い立場の人の声程、小さく届きづらいもの。
きっと彼が王様ならば、そんな小さい声にも耳を傾けようとしてくれるんじゃないかな?と。
そんな理想の王様像が見えた事が、彼を好きになった理由です。
設定が生きる見事なシナリオ
ドラマティックな展開でした。
そして理想的な展開でした。
私は三國無双が好きだからか、昔夢小説なるものを執筆していた時期があり、その時も背中を預けあって戦う…みたいなシーンが好きでした。
今回もそんな感じの展開があり、大変ドキドキしてしまいました。
彼女の設定が、シナリオの随所で生きてくる。
彼女が密偵だっからこそ、彼を助ける事が、彼と戦う事ができる。
そんな展開にドキドキするとともに泣かされました。
そうそう、こういうの大好物なんです!…と。
そんな設定で私を喜ばせつつ、そんな設定だからこその悲しさ。
そこも本当にときめきました!
王としての器がすごい!
本当に誠実な人でした。
ずっと愛してくれるだろうな…と、彼の想いを疑わせない強さがありました。
そんな所も、大変好ましく感じました。
また、すでにロラン様も攻略が終わっているのですが、ロラン様のルートでもむちゃくちゃカッコよかったです。
ロラン様に対する判断力とか、話を聞く能力とか。
王として他人のシナリオでも尚、素晴らしい器だな…というのを見せてくれる人でした。
そう、私は王として民を思い、素晴らしい能力を発揮する人にすごく弱いんです(笑)
それに気づいたら、『赤い砂堕ちる月』を思い出しました。
この作品にも素敵な王様が居たな…と。
作品全体の感想になりますが…
本当にすごい作品でした。
設定もすごいし、ものすごい凝っています。
背景も充実していて、とても美しかったです。
発色がすごいというのかな?
テレビで見てても圧巻でした。
背景に馬がいる場合、時折馬の位置が移動していたりと、細かい所まで手が届いていてすごいなって思います。
制作サイドの愛を感じる、大変丁寧な造りもあいまって、本当に楽しくプレイ出来ました。
何より、谷山さん、すごく似合っていんです!
最高でした!
ネタバレ
別サイトにまとめました。