Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」感想

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監督:佐藤信介 
出演:山崎賢人,土屋太鳳 
メーカー:フジパシフィックミュージック 
価格:3,300円(税込)

山崎賢人さん、土屋太鳳さん主演のNetflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」の感想をまとめました。

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作品紹介

別ブログにまとめました。

Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」
山崎賢人さん、土屋太鳳さん主演のNetflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」の作品紹介をまとめました。

感想

雰囲気に馴染めない

山崎賢人さんが出演されているから観てみよう。
最初はそんな軽い気持ちで見始めた作品。

所が雰囲気に馴染めず、人が消えた辺り(かなり序盤)で一旦やめてしまいました。

Netflixオリジナル作品は、主に韓国ドラマを観ていて、日本のオリジナル作品はJimmy以来二作目でした。
なので最初は、日本のオリジナル作品とは相性が良くないのかな?とまで考えてしまいました。

中毒性

それでも何となく気になる作品として、私の中に残ったこの作品。
ある夜、弟の部屋から漏れ聞こえるテレビの音がつらくて、とても眠れないと思った時、再びこの作品と向き合ってみる事に。

するとついに作品の核となる部分、ゲームが開始されたのです。

これが本当に辛い。
命を弄ぶような内容のゲームが、HSPには耐え難いものに感じました。

にも関わらず辞められない。
気になって観てしまう。
そんな中毒性のある興味深い作品でした。

心揺さぶられる

ゲームには様々な種類があり、最初に衝撃を受けたのが「おにごっこ」。
これは本当に理不尽にゲーム参加者の命が奪われていくのです。

本当に辛くて苦しくて。
唯一の救いは山崎賢人さん演じるアリスが、その事に怒ってくれている所。
彼のその怒りが、私を作品に繋ぎ止めてくれたのです。
そんな彼と一緒に怒り、悲しみながら観る事が出来ました。

命を弄んでいるような表現ばかりが目についた前半。
けれど中盤になり、その印象が一変。
命の尊さも感じられるように。

特に人を欺き、心を弄ぶとされるハートのゲームは、内容が本当にキツくて。
感動ではなく、辛くて涙が出てしまいました。
それでも最後の最後に仲間の見せてくれた態度、仲間がアリスにかけた言葉。
それに救われました。

自分が生き残りたい、誰かを犠牲にしても。
そんな考えが、一人しか生き残れないならお前が生きてくれ…と言う、命を託すようなやり取りに変わる。
そんな様子に心が揺さぶられました。

腹立たしさの訳

理不尽に命を奪われる事。
それはきっと私たちの日常でも起こりうる事。
例えば戦争が起きて戦場になれば、そこで生きる人々は理不尽に命を奪われる。
交通事故や災害だって、唐突に理不尽に命を奪われる事がある。
同じ場所にいても、助かる人、助からない人と、誰が決めたのか分かれてしまう。

そう考えると、理不尽だからと言う事が、腹立たしく思えた理由ではなかったんです。
その理不尽さの裏で、ゲームを運営してるディーラーが、例えばそれを楽しんでやっているのなら、人の命を弄んでいるのなら…と考えるから怒りが湧いてしまったんですね。

そう言う怒りを見せてくれる主人公たちが居て、みんなを救いたいと、ゲームの内容がなんであれ考える姿は、とても素敵でした。
自分の命すら危うい状況の中、誰かを救いたいと願い、それを行動に移す事は、きっとすごく大変な事だと思うから。

信念を貫くかっこよさ

衝撃的な内容なので、面白いと言ってしまっていいのかどうか、悩む所ではあります。
けれどとても興味深い作品でした。

ただ大勢が理不尽に命を奪われるシーンが多く、眠れなくなったりしました。
私のように刺激に弱いHSP気質の方は、要注意です。

要注意ですが、見なければ良かったとは思いませんでしたし、命について考える機会を貰えた事は良かったと思います。
命の尊さを感じるためには、あの理不尽さも必要なんだと思えました。

また終わり方も、確実に続編がある終わりでしたので、最初の印象とは打って変わり、続編を楽しみに思う自分が居ました。

誰も犠牲にしたくない」と言う信念を貫き通す主人公のアリスは、ボロボロになってもカッコ良かったです。
そして土屋太鳳さんのアクションや、そのほかのメンバー達のアクションシーンも、カッコよかったです。

そして後半見える登場人物の過去も興味深いものばかりで、また過去と現在の彼らの様子の違いがいい意味で衝撃的でした。
全く過去に触れられていない、かなり目立つ気になる登場人物もおりますので、続編ではその辺りも見えるのかな?なんて事も期待しています。

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